“造詣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞうけい98.3%
ざうけい1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも華麗を競ふたる新古今時代において作られたる技倆ぎりょうには、驚かざるを得ざる訳にて、実朝の造詣ぞうけいの深き今更申すも愚かに御座候。
歌よみに与ふる書 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
家は、室町むろまち幕府の名門であったし、歌学の造詣ぞうけいふかく、故実こじつ典礼てんれいに詳しいことは、新興勢力の武人のなかでは、この人をいて他にない。
我は荒漠たる原野に名も知れぬ花をづるの心あれども、園芸の些技さぎにて造詣ざうけいしたる矮少わいせうなる自然の美を、左程にうれしと思ふ情なし。
秋窓雑記 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)