“造作”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぞうさ56.7%
ぞうさく20.8%
ざうさ11.7%
ざうさく4.2%
つくり3.3%
こしらえ0.8%
ざふさ0.8%
つくりつ0.8%
づくり0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私共の村から夏の夕食後に一寸九段下あたりまで縁日をやかしに往って帰る位何の造作もなくなったのは、もう余程以前の事です。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
その部屋は日本座敷に作ってあって、長押附きのかなり凝った造作だった。「もとは父の住む部屋に作ったのでございます」
河明り (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
(あたゝかなるやうに土中にうづめ又はわらにつゝみ桶に入れてこほらざらしむ)其外雪の用意種々造作をなす事しがたし。
ひ居る者あるに付能々見るに同長屋の勘太郎と申者なれば怪敷ひながら空知に罷在し所右の勘太郎に二三十兩掛て造作を致し道具を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
邸の造作も異様であったが、永く手入れをしないと見えて、門は傾むき屋根は崩れ凄まじいまでに荒れていた。——見たこともない家造りである。
「立派な造作、中身も恐らく名有る刀匠の鍛えであろう——何から何まで奥床しい心憎い住居の様子ではある」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
弥「へえ、それは造作もねえ、くか。長「るか、知れねえやうにけるのが道具商秘事だよ。弥「フヽヽ「ヒヂ」は道具商より畳職がつよいで。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
そう言って、えて来た支那蝋燭を入念に物差で測り、適当な長さに切縮めると、それを机の上に造作けた燭台の上に立て、まわりの灯火く吹消してから、支那蝋燭にゆっくりと火を点した。
小丘を上り、小丘を下りると、周囲を林に取り巻かれた広い空地が横仆わっていたが、そこに数にして二十軒あまりの、板壁造作の小家があった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)