“無造作”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むぞうさ87.7%
むざうさ11.4%
むざふさ0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
食後の葉巻をくわえたゲエルはいかにも無造作むぞうさにこう言いました。しかし「食ってしまう」というのはなんのことだかわかりません。
河童 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
私は彼の口から、彼の幸福さうな赤い顔に似合しいやうな浮々した言葉が、無造作むざうさに浴びせかけられることを思ふとたまらない気がされた。
イボタの虫 (新字旧仮名) / 中戸川吉二(著)
一人殘らずひたひから無造作むざふさに髮の毛をすき上げてゐて、捲毛まきげを縮らしてゐるものは見當らなかつた。