“捲毛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まきげ76.5%
かみ5.9%
ちぢれげ5.9%
まつげ5.9%
ケンモウ5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
病身なのであろうか。なぜなら顔のはだは、わくをなしている捲毛まきげの金いろの黒味と、ぞうげのように白くうつり合っているから。
女たちは色よき衣をつけ、幾重にも編みたる長き捲毛かみを持てり。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
捲毛ちぢれげの赤馬に、旋風つむじを立てながら、孟獲は追いかけてきた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と孔雀は、捲毛まつげの先についていた金雀枝の花弁を湿した口に噛ませて、じっと押し黙ってしまった。その花を、法水がスイと引き抜いて
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
孟獲、旗ノ下に、捲毛ケンモウ赤兎セキトノ馬ヲオドラセ、カシラ羽毛ウモウ宝玉冠ホウギョッカンヲ載キ、身に瓔珞ヨウラク紅錦コウキンノ袍ヲ着、腰ニ碾玉テンギョクノ獅子帯ヲ掛ケ、脚ニ鷹嘴ヨウシ抹緑マツリョクノ靴ヲ穿ウガツ。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)