“まつげ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マツゲ
語句割合
睫毛79.3%
16.8%
瞼毛1.8%
眶毛1.0%
眼睫0.3%
捲毛0.3%
捷毛0.3%
晴毛0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お綱は情熱と理智のたたかいにもまれて、固く睫毛をふさいでいた。弦之丞には、静かに眠っているふうをっている心の奥で——。
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奇麗に囲う二重は、涼しいを、長いに隠そうとして、上の方から垂れかかる。宗近君はこの睫の奥からしみじみと妹に見られた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
数々のを知らぬ放埒な女を見て来続けている山口には、お杉の滑らかに光った淡黒い皮膚や、瞼毛の影にうるみを湛えた黒い眼や、かっちりった足や腕などは、忘れられた岩陰で
上海 (新字新仮名) / 横光利一(著)
子を呼べばまばたきすもよこの夜さり谷地あしが眶毛なし見ゆ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
いは眼のを薄く染めて、った眼睫の奥から、人の世を夢の底に吸い込むような光りを中野君の方に注いでいる。高柳君はすわやと思った。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
深い眼睫の奥から、ヴィーナスはけるばかりに見詰められている。やかなる石膏の暖まるほど、乳首の、呼吸につれて、かすかに動くかとしまるるほど、女はらしている。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と孔雀は、捲毛の先についていた金雀枝の花弁を湿した口に噛ませて、じっと押し黙ってしまった。その花を、法水がスイと引き抜いて
オフェリヤ殺し (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
ミチ子の捷毛は心配のあまり涙でぬれていました。
怪塔王 (新字新仮名) / 海野十三(著)
其様な場合には、のはれぼツたいか、層波目屹度み込まれて、長い晴毛つ。そしてえてゐるが眼に現はれて來るのでは無いかと思はせる。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)