トップ
>
眼睫
>
まつげ
ふりがな文庫
“
眼睫
(
まつげ
)” の例文
紅
(
くれな
)
いは眼の
縁
(
ふち
)
を薄く染めて、
潤
(
うるお
)
った
眼睫
(
まつげ
)
の奥から、人の世を夢の底に吸い込むような光りを中野君の方に注いでいる。高柳君はすわやと思った。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
深い
眼睫
(
まつげ
)
の奥から、ヴィーナスは
溶
(
と
)
けるばかりに見詰められている。
冷
(
ひや
)
やかなる
石膏
(
せっこう
)
の暖まるほど、
丸
(
まろ
)
き
乳首
(
ちくび
)
の、呼吸につれて、かすかに動くかと
疑
(
あや
)
しまるるほど、女は
瞳
(
ひとみ
)
を
凝
(
こ
)
らしている。
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
睫
漢検1級
部首:⽬
13画
“眼”で始まる語句
眼
眼鏡
眼前
眼瞼
眼差
眼窩
眼球
眼眸
眼色
眼力