“眼力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がんりき78.1%
まなぢから9.4%
がんりよく3.1%
3.1%
めがね3.1%
めきき3.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
高山へ格別眼力がんりきよろしき人登り見候わば、アメリカ製の鯨船数百艘、日本国の周囲に寄り合い、鯨漁いたし候儀、相見え申すべし。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
眼力まなぢからかくのごとくば眞夏さらずあはれほそぼそと人は死にせむ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
委しくはなせば大膳はいよいよ驚きとても平石に對面は致し難しと又々伊賀亮の居間ゐまに來り貴殿の眼力がんりよくの通り越前守が使者と申奴は頗る秀才しうさいの者と見えたり其譯は今戸村が使者のへ案内し帶劔を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「そりゃア眼力だわ。……あたし客商売の温泉宿ゆやどの娘でしょう。ですから、悪い人かいい人か、贋物か本物かってこと一眼見ればわかるわ」
猿ヶ京片耳伝説 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
親分様としたことがとんでもないお眼力めがね違い、この上もねえ迷惑でござんす。
「どうも貴方の眼力めききには恐れ入りましたよ。言はれる通りの方角から兎が飛び出すんですからね。」