“めきき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鑑定52.0%
目利20.0%
眼利8.0%
目鑑8.0%
鑑識4.0%
鑑定家2.0%
眼力2.0%
眼鑑2.0%
鑑力2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、さる物識ものしりの説によると、あんな事になつたのは、学者の鑑定めききが足りないのでも何でもなく、掘出された独木舟が悪いのださうだ。
然ニ先頃西郷より御送被遣候吉行の刀、此頃出京ニも常帯つねにおび仕候。京地の刀剣家ニも見セ候所、皆粟田口忠綱位の目利めきき仕候。
初期のそれらの茶器の美を、利休の眼力にのみ帰してよいのか。彼のほかにも眼利めききが決して少くはなかったのである。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「なるほど、一ツ橋にも、武士がいるな。さ、持ちなおして、もいちど来い。榊原健吉さかきばらけんきちが、すじを、目鑑めききしてやろう」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
先代に嗣子よつぎがなかったところから、子飼いの職人から直されて暖簾のれんと娘おりんを一度に貰って家業を継いだのだったが材料たねの吟味に鑑識めききが足りない故か、それとも釜の仕込みか叩きの工合いか
かう言つて、皆は鑑定家めききらしい顔を見合はせて笑つたものだ。だが、考へて見ると、笑つて済ますには余り惜しかつた。
「赤星め、とうとあの贋物いかものを抱き込むだて。お互に一ぱしの鑑定家めききとなるには、みんな高い税を払つたものさ。」
「どうも貴方の眼力めききには恐れ入りましたよ。言はれる通りの方角から兎が飛び出すんですからね。」
「うむ、やっぱり老先生のお眼鑑めききどおり、唖のやつは、全く田舎のぽッとで、江戸の地理は皆目知らないのだ……」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
無論、考古学というような一つの科学としてでなく、骨董癖こっとうへきの一種として、相当に古瓦の鑑力めききを持っていると見なければなりません。
大菩薩峠:37 恐山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)