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眼利
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めきき
ふりがな文庫
“
眼利
(
めきき
)” の例文
彼自身も、刀には
眼利
(
めきき
)
と、人にゆるされておりながら、そう云うのだった。そして、
欣
(
うれ
)
しそうな容子がつつめなかった。
山浦清麿
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
初期のそれらの茶器の美を、利休の眼力にのみ帰してよいのか。彼のほかにも
眼利
(
めきき
)
が決して少くはなかったのである。
民芸四十年
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
鉄砲洲
(
てっぽうず
)
の蔵屋敷に、尾州家江戸詰めの藩士が、友だちだけ寄りあって、刀剣
眼利
(
めきき
)
の会を開いている。
寛永相合傘
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「あたしのようなものが
眼利
(
めきき
)
をするなんて、少し生意気よ。それにただ一時間ぐらいああしていっしょに坐っていただけじゃ、誰だって解りっこないわ。千里眼ででもなくっちゃ」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「実はお前にお婿さんの
眼利
(
めきき
)
をして
貰
(
もら
)
おうと思ったのさ。お前はよく人を見抜く力をもってるから相談するんだが、どうだろうあの男は。お継の未来の夫としていいだろうか悪いだろうか」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
眼
常用漢字
小5
部首:⽬
11画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“眼”で始まる語句
眼
眼鏡
眼前
眼瞼
眼差
眼窩
眼球
眼眸
眼色
眼力