眶毛まつげ)” の例文
それはまことに白皙はくせきの、髪も眉も眶毛まつげも、その太い鼻も、頬の額の深皺も雪のような、何か品のよい老婆が、壁際の白いベッドに白いクッションを高く、下半身に白い薄手の毛布を引きあげて
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
子を呼べばまばたきすもよこの夜さり谷地やちあしが眶毛まつげなし見ゆ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
子を呼べばまばたきすもよこの夜さり谷地やちあしが眶毛まつげなし見ゆ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
眼はぢて眶毛まつげにさやる眼帯のひえきはみけり月夜かも沁む
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
女童めわらべ眶毛まつげにやどる露のたま月のありかは雲のにして
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
女童めわらべ眶毛まつげにやどる露のたま月のありかは雲のにして
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)