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ざうさく
ふりがな文庫
“
造作
(
ざうさく
)” の例文
洗
(
あら
)
ひ居る者あるに付
能々
(
よく/\
)
見るに同長屋の勘太郎と申者なれば
怪敷
(
あやしく
)
思
(
おも
)
ひながら
空知
(
そしら
)
ぬ
振
(
ふり
)
に罷在し所右の勘太郎
急
(
きふ
)
に二三十兩掛て
造作
(
ざうさく
)
を致し道具を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
八五郎は
腑
(
ふ
)
に落ちない顏を擧げました。少し
造作
(
ざうさく
)
の間伸びはしてますが、そのうちにも何となく仕込みの良い獵犬のやうな好戰的なところがあります。
銭形平次捕物控:025 兵粮丸秘聞
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
たゞ若くて皺がよつてゐないといふだけで、同じやうな狹い
額
(
ひたい
)
、同じやうな
造作
(
ざうさく
)
の大きい顏立、同じやうな傲慢さであつた。但し、それは、そんな、陰氣な傲慢さではなかつた。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
殊
(
こと
)
に
其
(
そ
)
の
家
(
いへ
)
は、
風通
(
かぜとほ
)
しも
可
(
よし
)
、
室取
(
まど
)
りも
可
(
よし
)
、
造作
(
ざうさく
)
、
建具
(
たてぐ
)
の
如
(
ごと
)
きも、こゝらに
軒
(
のき
)
を
並
(
なら
)
べた
貸家
(
かしや
)
とは
趣
(
おもむき
)
が
違
(
ちが
)
つて、
其
(
それ
)
に
家賃
(
やちん
)
もかつかうだと
聞
(
き
)
くのに……
不思議
(
ふしぎ
)
に
越
(
こ
)
して
來
(
く
)
るものが
居着
(
ゐつ
)
かない。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
○さて
戯場
(
しばゐ
)
の
造作
(
ざうさく
)
成就
(
じやうじゆ
)
しても春の雪ふりつゞきて
連日
(
れんじつ
)
晴
(
はれ
)
を見ず、
興行
(
こうぎやう
)
の初日のびる時は役者になりたる家はさら也、此しばゐを見んとて諸方に
逗留
(
とうりう
)
の
客
(
きやく
)
多
(
おほ
)
く毎日
空
(
そら
)
をながめて
晴
(
はれ
)
を
待
(
まち
)
わび
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
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○さて
戯場
(
しばゐ
)
の
造作
(
ざうさく
)
成就
(
じやうじゆ
)
しても春の雪ふりつゞきて
連日
(
れんじつ
)
晴
(
はれ
)
を見ず、
興行
(
こうぎやう
)
の初日のびる時は役者になりたる家はさら也、此しばゐを見んとて諸方に
逗留
(
とうりう
)
の
客
(
きやく
)
多
(
おほ
)
く毎日
空
(
そら
)
をながめて
晴
(
はれ
)
を
待
(
まち
)
わび
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“造作”の意味
《名詞》
(ぞうさ、ぞうさく)造ること。
(ぞうさく)建物の内部の天井を張ったり、棚をつけたりして、家の内部を作ること。
(ぞうさく)建築内部の仕上材や取付物のこと、主に取り外し可能なもの。
(ぞうさく)顔のつくり。
(ぞうさ)手間や費用がかかること。
(出典:Wiktionary)
造
常用漢字
小5
部首:⾡
10画
作
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“造”で始まる語句
造
造詣
造花
造做
造化
造主
造船所
造兵廠
造酒
造出