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『浅茅生』
ふりがな文庫
『
浅茅生
(
あさじう
)
』
鐘の聲も響いて來ぬ、風のひつそりした夜ながら、時刻も丁ど丑滿と云ふのである。……此の月から、桂の葉がこぼれ/\、石を伐るやうな斧が入つて、もつと虧け、もつと虧けると、やがて二十六夜の月に成らう、……二十日ばかりの月を、暑さに一枚しめ殘した表 …
著者
泉鏡花
初出
「地球 第1巻第7号」1912(大正元)年10月
文字種別
旧字旧仮名
読書目安時間
約35分(500文字/分)
朗読目安時間
約58分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
退
(
どく
)
些
(
そよ
)
温
(
つゝ
)
美人
(
たをやめ
)
赫
(
かツ
)
歩行
(
ひろ
)
被
(
かうむ
)
上
(
うは
)
貫
(
とほ
)
問
(
ど
)
咳
(
せきばらひ
)
直
(
ぢ
)
搖
(
ゆり
)
大
(
おほき
)
押
(
おつ
)
妾
(
てかけ
)
退
(
しさ
)
下
(
さ
)
切
(
ぎ
)
細
(
ほつそ
)
悚然
(
ぞつと
)
乘
(
のつ
)
生
(
うま
)
合
(
あひ
)
好
(
ずき
)
其方
(
そのはう
)
軋
(
きしみ
)
媼
(
ば
)
伏
(
ふせ
)
見透
(
みとほし
)
植込
(
うゑこ
)
可
(
え
)
女性
(
をんな
)
爲
(
せ
)
症
(
やまひ
)
妻
(
づま
)
其方
(
そちら
)
明
(
あかり
)
染
(
そま
)
突掛
(
つゝかゝ
)
把
(
は
)
薫
(
かをり
)
地摺
(
ぢず
)
上
(
うへ
)
相應
(
そぐ
)
出入
(
ではひ
)
苛
(
い
)
小
(
ちひさ
)
危
(
あやふ
)
矢張
(
やつぱ
)
斜
(
なゝ
)
可
(
よし
)
詰
(
づま
)
口惜
(
くちをし
)
線
(
はりがね
)
早々
(
さつさ
)
牛乳
(
ぎうにう
)
燻
(
く
)
臨終
(
りんじう
)
掛
(
が
)
凍
(
こほ
)
凝
(
じつ
)
切
(
きり
)
仰向
(
あをむ
)
刺繍
(
ぬひとり
)
前
(
まへ
)
心掛
(
こゝろがか
)
閉
(
しま
)
勝
(
かち
)
歩
(
ぽ
)
交
(
かは
)
確乎
(
しか
)
生死
(
しやうし
)
薄
(
うつす
)
太息
(
おほいき
)
一時
(
いちどき
)
如何
(
いかゞ
)
夜中
(
やちう
)
外
(
はづ
)
定
(
さだま
)
上
(
あ
)
柔
(
やはら
)
涼
(
すゞし
)
責
(
ぜめ
)
空
(
あ
)
梢
(
うら
)
清
(
すゞ
)
飜
(
かへ
)
否
(
いゝえ
)
道理
(
もつとも
)
引被
(
ひつかぶ
)
故
(
わざ
)
冷
(
つめた
)
朱
(
しゆ
)
素直
(
まつすぐ
)
可哀
(
かはい
)
曠野
(
あれの
)
確
(
たし
)
斃
(
お
)
機會
(
しほ
)