“責”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
49.7%
せめ40.7%
せむ4.8%
さいな1.6%
ぜめ1.1%
いぢ0.5%
せき0.5%
せび0.5%
セメ0.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もすればらうめるに、ぎしりするほど腹立はらたゝしく、此老婆このばゞはりたほすにことけれど
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
事件その物が不名誉であるならば、めて逆上なりとも、正銘しょうめいの逆上であって、決して人に劣るものでないと云う事を明かにしておきたい。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
けれども又淋しいかほをして、めて小供でも生きてゐて呉れたらさぞかつたらうと、つく/″\考へた事もありましたと自白した。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
わたしは何故久しく筐底きょうていの旧稿に筆をつぐ事ができなかったかを縷陳るちんして、わずかに一時のせめふさぐこととした。
十日の菊 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
彼の為にさんざんせめさいなまれ、最後には、焼殺やきころされようとさえした畑柳倭文子は、危く難をのがれて、元の無事平穏な生活に帰った。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
だから孟浪杜撰まうらうづざんせめむしろ今自分の前に坐つてゐる、容貌魁梧くわいごな紳士にあつて、これを書いた自分にはない。
饒舌 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
三千年前の項羽こううもって今日の榎本氏をせむるはほとんど無稽むけいなるにたれども、万古不変ばんこふへんは人生の心情にして
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
自分妾狂めかけぐるいしながら息子むすこ傾城買けいせいがいせむる人心、あさましき中にも道理ありて、しちの所業たれ憎まぬ者なければ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
『いや貴方あなたは。こまつたな、まあおきなさい。』と、院長ゐんちやう寐臺ねだいそば腰掛こしかけけてせむるがやうにくびる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
ひとまれたり、られたり、後足うしろあしすなをかけられたり、いぢめられてさいなまれて、熱湯にえゆませられて
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
人に踏まれたり、られたり、後足で砂をかけられたり、いじめられてさいなまれて、煮湯にえゆを飲ませられて、砂をあびせられて、むちうたれて
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
親の前でこそ蛤貝はまぐりがい反身そっくりかえれ、他人の前では蜆貝しじみがいと縮まるお勢の事ゆえ、さいなまれるのが辛らさにこの女丈夫に取入ッて卑屈を働らく。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
寛永十八年三月二十一日、堀主水一類は旧主加藤明成に引き渡され、間もなく将軍は口すがら、主水等を極刑に行えと明成に命じた。主水兄弟三人は、うつつぜめの末に斬殺ざんさつされ、妻子も極刑に処せられた。
討たせてやらぬ敵討 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)
わが国にかぎらず、どこの国でも昔は非常に惨酷な責道具を用いたのであるが、わが徳川時代になってからは、拷問の種類は笞打むちうち石抱いしだき、海老責えびぜめつるぜめの四種にかぎられていた。
拷問の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
生れて二タ月目位だな。悪戯な頑童わんぱくどのに頸へ縄をくゝし附けられて病院の原に引摺られ、散三さんざいぢめられた上に古井戸の中へ投込まれやうとした処を今の旦那に救けられたのだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
第五十五条 国務大臣ハ天皇ヲ輔弼ほひつせきにん
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
其れでも足らないで、お八ツにお煎を三枚貰ったのを、せびって五枚にして貰って、二枚はべて、三枚は又ポチに遣る。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
凡隊中患難クハンナン相救アヒスクヒ 困厄コンヤク相護アヒマモリ 義気ギキセメ 条理ヂヤウリ相糺アヒタダシ 若クハ独断ドクダン果激クハゲキ 儕輩サイハイサマタゲヲ成シ 若クハ儕輩サイハイ相推アヒオシ ジヨウジイキホヒニテ他人ノサマタゲヲ為ス 是モツトモツヽシム 可キ所 アヘテ アルヒハオカス勿レ
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)