“従順”のいろいろな読み方と例文
旧字:從順
読み方割合
すなお36.4%
じゅうじゅん31.8%
おとな27.3%
すなほ4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
然し、その理由を是非にも聴こうとする衝動には、可成り悩まされたけれども、杉江はただ従順すなおいらえをしたのみで、離れを出た。
絶景万国博覧会 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
朕カ在廷ざいていノ大臣ハ朕カためニ此ノ憲法ヲ施行スルノせめニ任スヘク朕カ現在及将来ノ臣民ハ此ノ憲法ニ対シ永遠ニ従順じゅうじゅんノ義務ヲ負フヘシ 
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
縁側の欄干らんかん手拭てぬぐいを、こうひろげて掛けるね。それから、君のうしろにそっと立って、君の眺めているその同じものを従順おとなしく眺めている。
雌に就いて (新字新仮名) / 太宰治(著)
につたりとゆるやかに笑ひたまひ、婦女をんなのやうに軽く軟かな声小さく、それならば騒がずともよいこと、爲右衞門そなたがたゞ従順すなほに取り次さへすれば仔細は無うてあらうものを
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)