“從順”のいろいろな読み方と例文
新字:従順
読み方割合
すなほ50.0%
おとな25.0%
おとなし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、この人の顏の意地いぢの強さうな線から見ると、どうも餘り從順すなほな人ぢやなさゝうに思はれるんだ。
「結構でございましたよ。從順おとなしくて調法で。」(ではこの人が自然からと同じく富にも惠まれてゐると思はれるあの後つぎの娘オリヴァ孃か!)
然しあまりに私が素知らぬ振をしてゐるので、さすがに斷念あきらめたものか、昨年あたりからはその事も失くなつてゐた。そしてそれ以後は私の前では打つて變つて愼しやかに從順おとなしくなつてゐた。
姉妹 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)