“從來”のいろいろな読み方と例文
新字:従来
読み方割合
じゆうらい50.0%
じうらい37.5%
これまで6.3%
まへかた6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わがくにごと地震國ぢしんこくおいては、地震ぢしん出會であつたときの適當てきとう心得こゝろえ絶對ぜつたい必要ひつようなるにもかゝらず、從來じゆうらいかようなものがけてゐた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
從來じうらいかれとほ奉公ほうこういくらでも慰藉ゐしやみち發見はつけんしてたのは割合わりあひあたゝかなふところほとんどつひやしつゝあつたからである。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
勘次かんじはおしなつただけはおつぎを使つかつてどうにか從來これまでつくつた土地とち始末しまつをつけようとおもつた。ことすぐうしろなので什麽どんなにしても手放てばなすまいとした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
吾助ごすけ大層たいそう學者がくしやにてなにごともらぬことなく、西洋せいやうだの支那しなだの天竺てんじくなにかのこともりて、其話そのはなしが面白おもしろければ姉樣ねえさまにも是非ぜひかせまうしたし、從來まへかたぢいちがぼく可愛かあいがりて姉樣ねえさまめて
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)