“什麽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
どんな54.5%
いかに18.2%
そもさん9.1%
どう9.1%
イカン9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内儀かみさんは什麽どんなにしてもすくつてりたいとおもしたら其處そこ障害しやうがいおこればかへつてそれをやぶらうと種々しゆじゆ工夫くふうこらしてるのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
(様子を見ると、仔細しさい什麽いかに、京子が『たそがれ』を借りた事など、女房は、それに一言も及ばぬらしい。)——
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
対方あいかた白露しらつゆきまった……桔梗屋の白露、お職だと言う。……遣手部屋の蚯蚓みみずを思えば、什麽そもさんか、狐塚の女郎花おみなえし
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
鶏頭、鶏頭、俺は什麽どう考へても軽薄にはなれない、あの人が恋しい。
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
威名イミョウ什麽イカンカ存亡ヲ説カン
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)