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什麽
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どんな
ふりがな文庫
“
什麽
(
どんな
)” の例文
内儀
(
かみ
)
さんは
什麽
(
どんな
)
にしても
救
(
すく
)
つて
遣
(
や
)
りたいと
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
したら
其處
(
そこ
)
に
障害
(
しやうがい
)
が
起
(
おこ
)
れば
却
(
かへつ
)
てそれを
破
(
やぶ
)
らうと
種々
(
しゆじゆ
)
に
工夫
(
くふう
)
も
凝
(
こら
)
して
見
(
み
)
るのであつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
お花姉さんのには
什麽
(
どんな
)
事
(
こと
)
が書いてあるか知ら、一つお手本を拝見してやろうと
好
(
い
)
い所に気がついて、乃公は
窃
(
こっそり
)
と姉さんの
室
(
へや
)
へ上って行った。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
昨宵
(
ゆうべ
)
もね、母が僕に
然
(
さう
)
云ふんだ。君が楠野さん所へ行つた後にだね、「肇さんももう廿三と云へや子供でもあるまいに姉さんが
什麽
(
どんな
)
に心配してるんだか、
眞實
(
ほんたう
)
に困つちまふ」
漂泊
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
士行氏は
二者
(
ふたつ
)
とも気に入らなかつた。国子さんには
什麽
(
どんな
)
に言つたか知らないが、フロツクコートを見た時には、急に
歯痛
(
はいた
)
でも起きたやうに、泣き出しさうな顔をして頼んだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
世の中の人が類を持つて集まるやうに、自分は不具者の中にのみいたはられて、
睦
(
むつ
)
ましく暮さなけりやならないといふのは堪へられないことだ。そしてそれが
什麽
(
どんな
)
に
慘
(
みじ
)
めで悲しいことだらう。
三十三の死
(旧字旧仮名)
/
素木しづ
(著)
▼ もっと見る
そして斯う事が面倒になっては又
什麽
(
どんな
)
目
(
め
)
に遇わされるかも知れないと思って、手早く
振切
(
ふりもぎ
)
って、一目散に自分の
室
(
へや
)
に逃込んだ。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
彼等
(
かれら
)
は
勞働
(
らうどう
)
から
來
(
く
)
る
空腹
(
くうふく
)
を
意識
(
いしき
)
する
時
(
とき
)
は
一寸
(
いつすん
)
も
動
(
うご
)
くことの
出來
(
でき
)
ない
程
(
ほど
)
俄
(
にはか
)
に
疲勞
(
ひらう
)
を
感
(
かん
)
ずることさへある。
什麽
(
どんな
)
麁末
(
そまつ
)
な
物
(
もの
)
でも
彼等
(
かれら
)
の
口
(
くち
)
には
問題
(
もんだい
)
ではない。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
昨宵
(
ゆうべ
)
もね、母が僕に
然
(
さう
)
云ふんだ。君が楠野さん
所
(
とこ
)
へ行ツた後にだね、「肇さんももう二十三と云へや小供でもあるまいに姉さんが
什麽
(
どんな
)
に心配してるんだか、
真実
(
ほんたう
)
に困ツちまふ」
漂泊
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
よしんば
什麽
(
どんな
)
冒険好きな女でも、チヨコレエトの代りに男に惚れるやうな
心得違
(
こゝろえちがひ
)
はしない筈だ。女といふものは、十人が十人、先づチヨコレエトを
喰
(
た
)
べて、それから
徐々
(
そろ/\
)
男に惚れるものなのだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
半面の真理ってのは
什麽
(
どんな
)
ものかと訊いたら、
然
(
そ
)
う一々訊くものじゃないと言った。兎に角奥さんは
拉典
(
ラテン
)
もなかなか達者で校長さんよりも豪いそうだ。
いたずら小僧日記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
勘次
(
かんじ
)
はお
品
(
しな
)
の
手
(
て
)
が
減
(
へ
)
つた
丈
(
だけ
)
はおつぎを
使
(
つか
)
つてどうにか
從來
(
これまで
)
作
(
つく
)
つた
土地
(
とち
)
は
始末
(
しまつ
)
をつけようと
思
(
おも
)
つた。
殊
(
こと
)
に
田
(
た
)
は
直
(
すぐ
)
後
(
うしろ
)
なので
什麽
(
どんな
)
にしても
手放
(
てばな
)
すまいとした。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“什麽”の意味
《形容動詞》
什麽 (いんも)
(禅宗において) いかに。
(出典:Wiktionary)
什
漢検準1級
部首:⼈
4画
麽
部首:⿇
14画
“什麽”で始まる語句
什麽生