“手放”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てばな77.3%
てばなし13.6%
たばな4.5%
てはな4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのとき、のぶは、お人形にんぎょう着物きものをきかえさせて、あそんでいましたが、それを手放てばなして、すぐにおかあさまのそばへやってきました。
青い花の香り (新字新仮名) / 小川未明(著)
わかい豪傑が手放てばなしで揃ってる、しかもえんなのが、まわりをちらちらする処で、御意見の鏡とは何事だ。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
防人さきもりちしあさけの金門出かなとで手放たばなしみきしらはも 〔巻十四・三五六九〕 東歌・防人
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
垂乳根たらちねはは手放てはなくばかりすべなきことはいまだなくに 〔巻十一・二三六八〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)