“てばなし”の漢字の書き方と例文
語句割合
手放100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わかい豪傑が手放てばなしで揃ってる、しかもえんなのが、まわりをちらちらする処で、御意見の鏡とは何事だ。
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時々とき/″\悪戯いたづらをして、その紅雀べにすゞめ天窓あたまむしつたり、かなりやを引掻ひつかいたりすることがあるので、あの猿松さるまつては、うつかり可愛かあいらしい小鳥ことり手放てばなしにして戸外おもてしてはけない
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
時々悪戯いたずらをして、その紅雀の天窓あたまの毛をむしったり、かなりやを引掻ひっかいたりすることがあるので、あの猿松が居ては、うっかり可愛らしい小鳥を手放てばなしにして戸外おもてへ出してはおけない
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)