“防人”の読み方と例文
読み方割合
さきもり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
殊に『万葉集』巻十四の東歌あずまうたおよび巻二十の防人さきもりの歌において例外が取分け多いのでありますが、私の見る所では、これは東国の言語で
古代国語の音韻に就いて (新字新仮名) / 橋本進吉(著)
要するに、筑紫のくさわけでもあり徹底した防人さきもり精神のうえにその家風も弓矢も伝承してきた菊池家だった。いわれのないわけではない。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これは家持作だが、天平勝宝七歳三月三日、防人さきもり撿校けんぎょうする勅使、ならびに兵部使人等、ともつどえる飲宴うたげで、兵部少輔大伴家持の作ったものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)