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振切
読み方 | 割合 |
ふりき | 80.0% |
ふりきつ | 6.7% |
ふりきり | 6.7% |
ふりもぎ | 6.7% |
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と、いうことは
素気ないが、話を
振切るつもりではなさそうで、肩を
一ツ
揺りながら、
鍬の
柄を返して
地についてこっちの顔を見た。
放ちて申けるに利兵衞は何共
返答なく
其儘振切て奧へ入ければ吉三郎は
惘れ
果て
頼切たる利兵衞が斯の如くの
所存なれば
所詮又逢たりとも取上べき樣なし我が身一人ならば
此處にて
自殺を
聞で
出懸しまゝ私しも病氣ながら
起上り止る
桐油の
袖振切首途を
そして斯う事が面倒になっては又
什麽目に遇わされるかも知れないと思って、手早く
振切って、一目散に自分の
室に逃込んだ。