“ふりき”の漢字の書き方と例文
語句割合
振切100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まだ話があるけれども、実は僕の妻が君に逢いたいそうで待っているから、かわる」というので、振切ふりきるようにして友達の霊は無くなりまして、今度は細君が出て来た。
と止める手先てさき振切ふりきつて戸外そとへ出る途端とたんに、感が悪いから池の中へずぶりはまりました。梅
心眼 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
その仔細を知らぬ番人夫婦は、余りお早いではありませんか、せめてモウ五六日、せめて殿様がおいでになるまで、とことばを尽して抑留ひきとめたが、私はモウ気が気でない、無理に振切ふりきって逃げて帰った。
画工と幽霊 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)