“陥”のいろいろな読み方と例文
旧字:
読み方割合
おちい31.2%
22.3%
おとしい17.8%
おと13.8%
はま7.6%
おち3.1%
おとし1.6%
1.6%
おちゐ0.2%
おちいっ0.2%
おっ0.2%
くぼ0.2%
のめ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いやしくもその妙を極めなければ降りることができないような気がして、いやが上にやりにくい羽目にってしまう訳であります。
現代日本の開化 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それより目がどんよりとち込んで、ちからのないみを帯びていること、ものを正視するに余りに弱くなっていることに感づいた。
(新字新仮名) / 室生犀星(著)
お互いに怪しみ、探り合わせながら、どうしてもめぐり合う事が出来ないと言う不可思議な、気味の悪い運命にれて行くと同時に
少女地獄 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
ただこれあるがゆえに、攻城の士気はまなかった。そしてなお半歳もかかったが、よく三木城の堅守し得たともいえると思う。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また偶時には、うツかり足を踏滑らして、川へり田へげ、濡鼠のやうになツて歸ツた事もあツたが、中々其樣な事にはしない。
水郷 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
ここがれば、蜀中はすでに玄徳のにあるもの。ここに敗れんか、玄徳の軍は枯葉と散って、空しく征地の鬼と化さねばならぬ。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「われ雪水をもて身を洗い、灰汁をもて手をむるとも、汝われを汚らわしき穴の中にいれ給わん、しかしてわが衣も我をうに至らん」
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
とさ、斯う思って居る中に早や外から入口の戸を犇々と締める音が聞こえる、サア大変だ。余は医学士に一ぱいめられた。
幽霊塔 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
最終の一夜にんでみをぶべけんや、し此探検中ふことかりせば尚二倍の日子をすべく、病人も生ずべく、めに半途帰路にくか或は冒進して餓死にるか
利根水源探検紀行 (新字旧仮名) / 渡辺千吉郎(著)
仏国の統一はらに形式のみに偏し、彼らは卒業証書を受くる瞬間に於て、多年学校に於て修習せしすべてを失却して卒業証書は只一片の反故同然たるの幣にておる。
教育の最大目的 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
友「もうねえ、余所のねえ、知らない船宿から乗って上ろうとして船を退かしたものだから川の中へこって、ビショ濡れでく此の桟橋から上りました」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
頬はけて、窅然みていたり。
取舵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
生憎大風が出て来て、位のを三つ挙げた丈で、小一日暮らし、さて夕刻らうとすると、車は風に吹き飛ばされたと見え、脇の泥堀の中へツてたです。
元日の釣 (新字旧仮名) / 石井研堂(著)