“犇々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひしひし78.9%
ひし/\21.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああ「自ら起て籠を開いて白鷴を放つ」白を放つ。この情。「秋来見月多帰思」境遇の上から実感に犇々と迫るものがあったのだ。
(新字新仮名) / 宮本百合子(著)
その周囲を重役以下男女社員が犇々と取り囲んで、敵選手の練習を見ている処へ乗り込んだ時には、何かなしに全身を冷汗が流れた。
ビール会社征伐 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
古井戸は、先住ものにふことありて其處しくなりぬとぞ。ちたる犇々としていなるのおもしをいたり。
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
犇々と上げくる秋の汐はのない屋根舟を木の葉のやうに軽くあふつて往来と同じ水準にまでげてゐる——彼はそこに腰をかけた。