“朽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
82.4%
くさ6.3%
くち5.6%
1.4%
くちき1.4%
ぐさ0.7%
グサ0.7%
くた0.7%
クサ0.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古井戸は、先住ものにふことありて其處しくなりぬとぞ。ちたる犇々としていなるのおもしをいたり。
森の紫陽花 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「庇の上は苔もそっくりして居るし、人間の歩いた様子もありません。った板屋根だから、忍び込んだ曲者を突き飛ばせば、足跡位は残りますよ」
その人かげのあとから、幾年つんだ落葉をふんで、ガサ、ガサと、歩いてくる者があった。小具足をまとった武士である。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
れは其麼にでもよくきます、苦労をいたしましてばかりにれましても半日彼処につかつてりますと、水々しくなるのでございますよ。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
彼の毒菌のに生じ、冷燄のに燃ゆるが如き、倐生忽滅して、常無きものは、其の愈〻新にして愈〻取るに足らず、愈〻奇にして、愈〻道ふに値せざるを見るのである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
其際、山田寺の旧構を残すため、寺の四至の中、北の隅へ、当時立ちりになって居た堂を移し、規模を小くして造られたもの、と伝え言うのであった。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
其際、山田寺の旧構を残すため、寺の四至の中、北の隅へ、当時立ちりになつて居た堂を移し、規模をくして造られたもの、と伝へ言ふのであつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
心にも素直に身をば守らせて人といふ名をさずもがな
礼厳法師歌集 (新字旧仮名) / 与謝野礼厳(著)
おれの著物は、もうすつかりつて居る。おれのは、ほこりになつて飛んで行つた。どうしろ、と言ふのだ。おれは、著物もなしに、寝て居るのだ。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)