“親族”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんぞく38.1%
みより28.6%
みうち19.0%
うから9.5%
しんるい4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
次の間には親族しんぞくはさら也、したしき人々より祝義のおくり物をならべおく。嶋台などに賀咏をそへたるなどおのがさま/″\也。
あれには兄弟も親族みよりもない者だから、行々ゆく/\おれ里方さとかたに成ってほかへ養子にやり、相応な侍にしてやろうと仰しゃいますから、わたくし折々おり/\うちの家来善藏ぜんぞうなどに
日は既に入りたる後もその呼ぶ詞はかはらざりき。母上はこのをぢを敬ひ給ふことさまでならざりき。あらず。親族みうちにかゝる人あるをば心のうちに恥ぢ給へり。
さるほどに親族うからおほくにもうとんじられけるを、くちをしきことに思ひしみて、いかにもして家をおこしなんものをと左右とかくにはかりける。
僕も実のところ昨日青山の親族しんるいまでいつて、昨霄帰る筈なのが遅くなつたんだから、そこをごまくわすに都合がいいんだ。いやこれは僕の内情だ。
誰が罪 (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)