“行々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆく/\40.0%
ゆくゆく20.0%
ゆきゆき16.0%
ゆきゆく16.0%
ぎょうぎょう4.0%
ゆき/\4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
きことにしてかねやらんせうになれ行々ゆく/\つまにもせんと口惜くちをしきことかぎくにつけてもきみさまのことがなつかしくにまぎれてくに
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
真面目な人なら、此処らで自分の愚劣を悟る所だろうが、私は反て自惚うぬぼれて、此分で行けば行々ゆくゆくは日本の文壇を震駭しんがいさせる事も出来ようかと思った。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
故郷春深し行々ゆきゆきて又行々ゆきゆく 楊柳やうりう長堤ちゃうていやうやくくれたり
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
故郷春深し行々ゆきゆきて又行々ゆきゆく 楊柳やうりう長堤ちゃうていやうやくくれたり
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
つまり、凡夫の世界から、仏の世界へ行くことなのです。弘法大師はこれを「行々ぎょうぎょうとして円寂えんじゃくに入る」と訳しています。
般若心経講義 (新字新仮名) / 高神覚昇(著)
朝霧てうむいまだはれず。水車の処に舟をよせて観たり。行々ゆき/\て右淀の大橋を見、左に桂川の落口を見て宮の渡の辺に到て、きりはれ日光あきらかに八幡の山平瀉ひらかたの民家一覧に入て画がけるがごとし。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)