“楊柳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やなぎ36.1%
ようりゅう30.6%
かわやなぎ22.2%
やうりう11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、初めは楊柳やなぎで作りましたが、後にはいろ/\の貴い材料で作り、繼弓つぎゆみにして金爛きんらんの袋などに入れて持つて歩くやうになりました。
左に太い幹をもつは楊柳ようりゅう。下には流るる河、上には浮かぶ雲。水に建ついおりの中には囲碁を挿む二人の翁。右には侍童じどうが茶をせんじる。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
洪水の時にでも、土をさらわれて行ったらしい断岸きりぎしに、楊柳かわやなぎおおきなのが、根を露出して、水のうえへかがみ腰に枝を垂れている——
新書太閤記:01 第一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
縫ふやうにへりに並んで生えてゐる楊柳やうりうの緑についさつきから吹き出した蒙古風もうこかぜがすさまじくきいろ埃塵ほこりを吹きつけてゐるのを眼にした。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)