楊柳やうりう)” の例文
縫ふやうにへりに並んで生えてゐる楊柳やうりうの緑についさつきから吹き出した蒙古風もうこかぜがすさまじくきいろ埃塵ほこりを吹きつけてゐるのを眼にした。
(新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
青々せいせいたる春の柳、家園みそのゆることなかれ。まじはりは軽薄けいはくの人と結ぶことなかれ。楊柳やうりうしげりやすくとも、秋の初風はつかぜの吹くにへめや。軽薄の人は交りやすくして亦すみやかなり。
故郷春深し行々ゆきゆきて又行々ゆきゆく 楊柳やうりう長堤ちゃうていやうやくくれたり
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
えだに、大慈だいじ楊柳やうりうおもかげがあつた。
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)