“交”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まじ30.7%
かわ14.7%
12.8%
11.7%
かは5.1%
がわ3.7%
ちが3.5%
まじわ3.1%
まじわり2.3%
まじは1.5%
こう1.3%
まじはり1.2%
まぜ1.2%
まざ0.7%
つる0.6%
カハ0.5%
かた0.5%
こもご0.4%
0.4%
がは0.4%
こもごも0.4%
つが0.4%
かう0.3%
かよ0.3%
つきあ0.2%
こも/″\0.2%
0.2%
つき0.1%
まじり0.1%
マジハ0.1%
0.1%
あいだ0.1%
かえ0.1%
こも0.1%
0.1%
つきあつ0.1%
づきあ0.1%
0.1%
なか0.1%
まじえ0.1%
まじわっ0.1%
まぢ0.1%
まぢは0.1%
まみ0.1%
0.1%
ガヒ0.1%
コモゴモ0.1%
ツガヒ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのあをざめたかほうへには、たけまじつたすぎむらのそらから、西日にしびひとすぢちてゐるのです。
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
年齢は言わぬが誰を見てもセガレと呼び、角田の長泉寺の天鑑てんがん和尚などは百七つまで長命したのに、やはりセガレをもってまじわっていた。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
いうまでもなくこの三人の者は常々不和の仲で、途上で出遇であっても碌々ろくろく挨拶あいさつかわしたことのないほどの間柄なのである。
吊籠と月光と (新字新仮名) / 牧野信一(著)
そこへは病気のまだ好くならぬ未亡人の外、りよを始、親戚一同が集まって来て、先ず墓参をして、それから離別のさかずきかわした。
護持院原の敵討 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
わしたはずみに、肉をチョッピリがれたのが、いまもって、この美男子の玉にきずとなっている。何を笑う。やい、おれの禿を笑ったな。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分と対等の人間とほんの少しでも言葉をわせば、万事は、こんな連中と長々しゃべっているよりも比較にならぬほど明瞭めいりょうになるだろう。
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
御子みこが、蝦夷えびすの娘と、馬糧倉の中で、昼間から、歌垣うたがきのように、くわりしておられた。——相手もあろうによ、女奴と」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その頃いつも八重さくらがさかりで、兄はその爛熳らんまんたる花に山吹やまぶき二枝ふたえだほどぜてかめにさして供へた。
父の墓 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
「ね、お内儀さん、お聽きの通りだ、お孃さんを殺した下手人は、女と限つたわけでもないやうだ、お孃さんと言ひかはした男でもなかつたでせうか」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
おそる/\ふたゝびそれをはじめました、めは一ぱうを、それからほかはうかはる/″\めて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
平次は十手と青銭とかわがわる飛ばして、わずかに身を防ぎましたが、相手の武家は思いの外の使い手で、平次も次第に圧迫されるばかりです。
「この小屋が手頃てごろ。こん夜からわしもここに泊るから、おまえ達も気のどくだが、二、三人ずつかわがわる看護にここへ泊ってくれい」
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そしてその女中と入れちがいに、友達のトレヴォは真蒼な顔色をして、しかし落ついて、今、君が膝の上にのせているその書類をつかんでやって来た。
一騎一騎、一兵一兵。組む、刺しちがえる、或いは、首をあげる、その首を奪うなど、到底、ほかの戦場では見られぬほどな猛闘が演じられだした。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
後に抽斎とまじわる人々の中、抽斎にさきだって生れた学者は、安積艮斎あさかごんさい、小島成斎、岡本况斎きょうさい、海保漁村である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
しかるにチベット政府は私が世間普通のまじわりをした方々を獄に下して、罪なきの罪を罰せんために予審の法廷を開きつつあるということを聞いた。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
不断一段自分より上のものにばかり交るのを喜んでいる自分が、ふいとこの青年に逢ってから、余所よそまじわりを疎んじて、ここへばかり来る。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
世に竹馬ちくばまじわりをよろこべるものは多かるべしといへども、子とわれとの如く終生よく無頼の行動を共にしたるものは稀なるべし。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
のち丹波におもむき、姓名せいめいへ、博徒ばくとまじり、酒客しゆかくまじはり、以て時勢をうかゞへり。
十二三年前にふみの上のまじはりせし同氏は今新嘉坡シンガポウルより五六十里奥の山にて護謨ゴムの栽培に従事されるよしにさふらふ
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
持統天皇の吉野行幸は前後三十二回(御在位中三十一回御譲位後一回)であるが、万葉集年表(土屋文明氏)では、五年春夏のこうだろうと云っている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
沖縄の方にはドンガという語はないが、旧三月四月のこうの季節をウルズミともヲレズミともいう語があって、「おもろ」の中にもよく出てくる。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
変る事無く其処そこに住めりと言ふに、さてはまことまじはりを絶たんとすならんを、しばらしひて追はじと、一月あまりも打絶えたりしに
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
わたくしは蘭軒が初め奈何いかにして頼菅二氏にまじはりれたかをつまびらかにすること能はざるをうらみとする。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かの破隙われめうろをなしたる所かならず熊の住処すみかならんと、れい番椒烟草たうがらしたばこくきたきゞまぜ
「ああなると、手のつけようも、足のつけようもありませんね、さすがの北原君でもまぜっ返す隙が無いじゃありませんか」
大菩薩峠:32 弁信の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
おくみはいつしか垣の根へこゞんで、土の上に置いた笊の実の中に、青木さんが草の上へお置きになつたか、朽ちた細い芝草のごみがまざつてゐるのを取つてゐた。
桑の実 (新字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
若し偶然ひよつとして韲物あへものの中に胡桃くるみからでもまざつてらうなら、私は何の気もつかずに、夫をもついみ割つたかも知れぬ。
茸の香 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
そのつるむときはすなわち変じて二小蛇とる、竜の性粗猛にして、美玉空青ぐんじょうづ、喜んで燕肉を嗜む
山県の総領の兄などはその幼い頃の遊び夥伴なかまで、よく一所に蜻蛉とんぼつるませに行つたり、草を摘みに行つたり、山葡萄やまぶだうりに行つたり為た事があるといふが、今で
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
男と女とが言ひカハす、さやうなら、また逢はうの声々も、とぎれ/\になつて、しまひには、聞えなくなつて行く廓の外の広い田圃の見わたしよ。
地唄 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
二人は、時々顔を見合せ、目くばせをしながらナホ、了解が出来ぬ、と言ふやうな表情をカハしかはし、馬の後を走つて行く。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
そして絵を岩の端しに離し、自分は傍らの大岩にもたれ加減に、狭い足場の許すかぎり、後ろへ身を退いて、俺と絵とをかたみ代りに眺め入る。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
どうしようかと惑ったように犬は私と妻の顔とをかたみ代りにうかがっていたが、ついに身を起して寝台の方へ近付いて行った。そして一跳躍すると寝台に飛び上った。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)
曰く、和蘭オランダ国王は、軍艦をして、開国和親の忠告書をもたらしたる特命使節を派遣すべし、曰く、英仏こもごも琉球に迫り、交易を促がす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
げに露西亜ロシアの農民はあはれなる生活を送るもの多く、酸苦こもごもせまれどもこらへ、能く忍ぶは、神の最後のまつりごとに希望を置くと見えたり。
トルストイ伯 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
が、群青色ぐんじょういろにはろばろと続いている太平洋の上には、信天翁あほうどりの一群が、飛びうているほかは、何物も見えない。
俊寛 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ぜんを引かせて、叔母の新らしくれて来た茶をがぶがぶ飲み始めた叔父は、お延の心にこんなったわだかまりが蜿蜒うねくっていようと思うはずがなかった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
朔郎 どら、どら……。僕がめてやらう。(二つをかはがはるに指で指し)ド ツ チ ニ シ ヨ ウ カ ナ……。こつちだ。(道代に渡す)
ママ先生とその夫 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
彼女は羞恥しうちと得意とをかはがはる味つた。
舞踏会 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
わづか百枚以内の短篇を書くのに、悲喜こもごも至つてゐるやうでは、自分ながら気の毒千万なり。
雑筆 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
何の政化を修め能く此の道をいたさむ。頃者このごろ年穀ねんこく豊かならず、疫癘やくらいしきりに至り、慙懼ざんくこもごも集りて、ひとりらうしておのれを罪す。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
逃げて行く二人を追いながら玄関まで主馬之介は走り出たがそばの半弓を押っ取るや、やじりを抜き取った矢をつがえて討手の勢へ声を掛けた。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
と敵味方言葉をつがえた。国分はそのまゝ井戸端へ行って頭を冷した。直ぐ体操に出たところを見ると、大した怪我ではなかった。
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
阿部伊勢守正弘は三四月のかう病に罹り、五月以後には時々じゞ登城せぬ日があり、じゆん五月九日より竜口たつのくち用邸に引き籠り、六月十七日午下刻に瞑した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
かうを彼と結ぶもの、当世の才人すくなからず。
そうして今日までかよう中、洋次郎は図らずも今この“ツリカゴ”の中で、一人の見知らぬ男に話しかけられた。
孤独 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
雪之丞は、ともすれば、相手の至情、至恋に、哀れさを覚えようとするのであったが、浪路の白い和らかい肌の下には、親ゆずりの血がかようているのだとおもえば、いい難い汚らわしさが感じられて来るのだ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
「おい貴様何のためにあんなやつつきあっているのだ」というと「何少し思うことがあるのだ」などと平気にすましこんでる。
イエスキリストの友誼 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
夜の寄席の帰りにつきあうだけでは足りなくなって、お互いに朝から行ったりきたりした。
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
既にして後人がこも/″\起つてこれを増益した。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
然らずんば奸臣てうに満ち、乾綱けんかうひもを解き、内憂外患こも/″\至り、かの衰亡の幕府とえらぶなきに至らむ。於是乎こゝにおいてか、憂国之士、奮然蹶起けつきして、奸邪を芟夷さんいし、孑遺げつゐなきを期すべし。
津下四郎左衛門 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
うすあばたのある人好きのわるい顔が、むッそりと不愛想極まる眼を反らしていると、たいがいき合いの者では嫌になってしまうらしい。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの公事に敗れた私は、あの子の母親だと人々に信じられなかったのみか、お上をかたる大嘘つきという事に極められてしまいました。今迄私の味方になって居てくれた親類の者共がき合を断ってしまいます。家主は私を追い出します。私は此の世の中にたった一人になって、而も悪名を背負ってさまよい歩かなければならなくなりました。
殺された天一坊 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
しかしだんだん彼らとつきあってみると、実に村夫子そんぷうしの中に高い人格をそなえた人が、いたる所にいるのを見て、心窃こころひそかに喜んでいる。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
またよしかくのごとく冷淡に法律的制裁せいさいのみによりて動くほどに堕落だらくしなくとも、夫婦間に報酬ほうしゅう的思想をもってつきあったとしたら、その間にいかなる社会が出来るであろうか。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
食物はまじりのない物を食う。家畜と一しょに
経緯たてぬきの糸のまじり
うた此方こつちのお手のものだ——世人セジンマジハリヲムスブニ黄金ヲモチフ——」
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
黄金ワウゴンオホカラザレバマジハフカカラズ——てえんだあ!」
武者窓日記 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
巻八(一四六五)に、藤原夫人ふじわらのぶにんの、「霍公鳥ほととぎすいたくな鳴きそ汝が声を五月さつきの玉にくまでに」があるが、女らしい気持だけのものである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
午後二時三時のあいだは、涼しいと思う彼の家でも、九十度にも上る日がある。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
「これでお内儀さんを可愛がれア申し分なしだ。」と誰やらがぜッかえした。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
……その間に軽羅うすものを纏うた数十名の美人が立ちこもって、愉快な音楽に合わせて一斉に舞踏を初める……。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
また互いに刺しがえ、あるいは、なにか天へむかって怒るようにどなったせつなに、立ち腹切って、朽木のようにどうと仆れる者もあった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私も雜多いろんな人とつきあつて見ましたが、君の如く純潔な人は殆んど類を絶してをる。
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
旦那はこの者は身寄りのない者ゆえ、あなたのような潔白のお人の子にしてやってくれ、そうして自分とも親類づきあいをしてくれといいだす。
二人は玄関先で尋常の挨拶あいさつかわせて別れた。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ソノはぎハナハダ白カリシカバたちまチニ染著せんぢやくノ心ヲ生ジテ即時ニ堕落シケリ、ソレヨリやうやク煙火ノ物ヲ食シテ鹿域ろくゐきなか立却たちかへレリ
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この人生れてより下二番町しもにばんちょうに住み巌谷小波いわやさざなみ先生の門人とは近隣のよしみにて自然と相識あいしれるがうちにも取りわけ羅臥雲らがうんとて清人しんじんにて日本の文章俳句をよくするものと親しかりければ互に往来する中われもまた羅君と語をまじえるやうになりぬ。
書かでもの記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
実に浅ましい事であるのみならず、本来私の性質がソレ程卑劣とも思わない、随分ずいぶん家風の悪くない家に生れて、幼少の時から心正しき母に育てられて、いやしくも人にまじわっむさぼることはしないと説を立てゝ居る者が
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「はい」是々云々これ/\しか/″\でしたと、灣内わんないであつたいわしやひらめ の優待いうたいから、をきでうけたおほきな魚類ぎよるゐからの侮蔑ぶべつまで、こまごまとなみだもまぢ物語ものがたり
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
かれわたくしよりは四つ五つの年長者としかさで、したがつくみちがつてつたので、始終しじうまぢはるでもなかつたが
屠手の頭は手も庖丁も紅く血潮にまみれ乍ら、あちこちと小屋の内を廻つて指揮さしづする。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
真間の手児奈の歌でも、「古に在りけむ人の しづはたの帯解きへて、廬屋フセヤ立て 妻問ひしけむ云々」といふやうな言葉があるのを見ると、これは真間の手児奈がすでに男性を持つたといふことを、表してゐるやうに思はれる。
真間・蘆屋の昔がたり (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
着物の下ガヒを結ぶ平安朝以後の歌枕と、筋道は一つだ。
三十一年は、浅草宮戸座と、真砂座とに、コモゴモ出た。さうして歌舞伎座にも、三月(既記)・五月・六月と頻りに登場してゐる。既に謹慎の期間は過ぎたものと見える。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
牡獅子ヲジヽ牝獅子メジヽツガヒ——ツガヒ——獅子、其に絡む嫉妬ヤキモチ獅子とでもいふべき二人ダテの獅子、三人立の獅子と言つた形の石橋様式を流しこんだものが多かつた。
獅子舞と石橋 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)