“ちが”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:チガ
語句割合
違42.1%
異42.1%
交7.6%
狂5.2%
差1.7%
變0.4%
互0.2%
千賀0.2%
変0.2%
殺0.2%
相違0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも夏はそれほどひどくは気にならないけれど冬羽織着物、下着、半衿とあんまり違(ちが)う色を用(つか)うのは千世子は好(す)いて居なかった。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
自分は茫々たる大海原の水の色のみ大西洋とは驚く程異(ちが)つた紺色を呈し、天鵞絨(びろうど)のやうに滑(なめらか)に輝いて居るのを認めるばかりであつた。
黄昏の地中海 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
河の面(おもて)は悲しく灰色に光っていて、冬の日の終りを急がす水蒸気は対岸の堤をおぼろに霞(かす)めている。荷船(にぶね)の帆の間をば鴎(かもめ)が幾羽となく飛び交(ちが)う。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
『どうしてまあ兄弟喧嘩(きやうだいげんくわ)を為るんだねえ。』と細君は怒つて、『左様(さう)お前達に側(はた)で騒がれると、母さんは最早(もう)気が狂(ちが)ひさうに成る。』
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
さて虎も獅(しし)も同じく猫属の獣で外貌は大いに差(ちが)うが骨骼(こっかく)や爪や歯牙は余り違わぬ、毛と皮が大いに異なるのだ。
風向(かざむき)が變(ちが)うたわ、如何(どう)した暴風雨(あらし)ぢゃ? ロミオが殺(ころ)されて、そしてチッバルトもお死(し)にゃったか? 大事(だいじ)な從兄(いとこ)も、尚(な)ほ大事(だいじ)なロミオどのも? もしさうならば、大審判日(おほさばきのひ)の喇叭手(らっぱしゅ)よ
到底助からぬものと思えば、むしろここで刺し互(ちが)えて死する積りだといった時、西郷は
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
末娘のお千賀(ちが)であった。
濞かみ浪人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それに引かえ僕の弟(おとと)の秀輔(ひですけ)は腕白小僧で、僕より二ツ年齢(とし)が下でしたが骨格も父に肖(に)て逞(たく)ましく、気象もまるで僕とは変(ちが)って居たのです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
それは、間接の刺し殺(ちが)えになる。羅門は、そう計っているのだ。そうに違いない! これは一大事だ。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この出血の工合ではよほどの重傷を負うているに相違(ちが)いないが、どこに傷口があるのかはよく分らなかった、多分左の肩辺りらしいので、とにかくそこへ自分の半帕(ハンケチ)をふわりとかけてやった。
黒猫十三 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)