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半帕
ふりがな文庫
“半帕”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ハンケチ
83.3%
はんけち
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ハンケチ
(逆引き)
裏の物干しには、笹村が押入れに
束
(
つく
)
ねておいた
夏襯衣
(
なつシャツ
)
や
半帕
(
ハンケチ
)
、
寝衣
(
ねまき
)
などが、片端から洗われて、風のない静かな朝の日光に
曝
(
さら
)
されていた。
黴
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「あの、ざぶざぶ、冷水で、この
半帕
(
ハンケチ
)
を絞って下さいませんか。御無心ですが。私ね、実は、その町の曲角で、飛んだ気味の悪い事がありましてね。」
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
半帕(ハンケチ)の例文をもっと
(5作品)
見る
はんけち
(逆引き)
園
(
その
)
が、
人
(
ひと
)
を
分
(
わ
)
けて
廊下
(
らうか
)
を
茶室
(
ちやしつ
)
らしい
其処
(
そこ
)
へ
通
(
とほ
)
された
時
(
とき
)
、すぐ
其
(
そ
)
の
子爵夫人
(
ししやくふじん
)
の、
束髪
(
そくはつ
)
に
輝
(
かゞや
)
く
金剛石
(
ダイヤモンド
)
とゝもに、
白
(
しろ
)
き
牡丹
(
ぼたん
)
の
如
(
ごと
)
き
半帕
(
はんけち
)
の、
目
(
め
)
を
蔽
(
おほ
)
ふて
俯向
(
うつむ
)
いて
居
(
ゐ
)
るのを
視
(
み
)
た。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
爾時
(
そのとき
)
は、
瞼
(
まぶた
)
を
離
(
はな
)
して、はらりと
口元
(
くちもと
)
を
半帕
(
はんけち
)
で
蔽
(
おほ
)
うて
居
(
ゐ
)
た、
某子爵夫人
(
ぼうしゝやくふじん
)
が
頷
(
うなづ
)
くやうに
聞
(
き
)
き/\、
清
(
きよ
)
らかな
半帕
(
はんけち
)
を
扱
(
しご
)
くにつれて、
真白
(
まつしろ
)
な
絹
(
きぬ
)
の、それにも
血
(
ち
)
の
影
(
かげ
)
が
映
(
さ
)
すやうに
見
(
み
)
えた。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
半帕(はんけち)の例文をもっと
(1作品)
見る
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
帕
部首:⼱
8画
“半”で始まる語句
半
半分
半刻
半纏
半襟
半纒
半身
半年
半切
半歳
“半帕”のふりがなが多い著者
川田功
泉鏡太郎
大倉燁子
徳田秋声
泉鏡花