“絹”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きぬ83.0%
ぎぬ3.8%
シルク3.8%
いと1.9%
かいこ1.9%
すずし1.9%
もみ1.9%
リボン1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“絹”を含む作品のジャンル比率
文学 > ドイツ文学 > 小説 物語(児童)18.2%
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)15.4%
社会科学 > 風俗習慣・民俗学・民族学 > 社会・家庭生活の習俗13.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
『オヤおきぬ!』とおももなくくるまぶ、三にんたちままどしたた。
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
やあ、めた、と云うと、父親おやじが遠慮なしに、おきぬさん——あなた、母様おっかさんの名は知っているかい。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
几帳のぎぬを引き上げて源氏が中を見ると、夫人は美しい顔をして、そして腹部だけが盛り上がった形で寝ていた。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
うすぎぬのようなくもをわけて、まんまるのつきが、まんまんたる緑色みどりいろ大空おおぞらかびるのを、少年しょうねんは、いえまえってながめていました。
夢のような昼と晩 (新字新仮名) / 小川未明(著)
一己いつこの利益から云へば競争者の無い方がい様な物の、印度インドの本土一般にわたつて日本シルクの販路は無限である。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
それでもその顔色はまただんだんに悲しみの色になり、眼には涙を宿して、のちには寝台の上に身を投げ出してシルクのクッションに身を隠すように俯伏うつぶした。
そのころの学生はいとはいった着物を肌に着けませんでした。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ちゃん!」庄太郎が、にやにやして、「いいものが手に入ったぜ。さあ、これからおいらの家は、金持ちになる。おいらなんか、おかいこぐるみで、あっはっはっは——。」
例えば毒殺の嫌疑を受けた十六人の女中が一室に監禁され、明日残らず拷問ごうもんするとおどされる、そうして一同新調のすずしのかたびらを着せられて幽囚の一夜を過すことになる。
西鶴と科学 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
木枯にいたんだ筒井の顔は、うちぎの裏もみをひるがえすように美しいくれないであった。美しすぎるのに貞時の心づかいがあったのだが、筒井は笑ってやはりめなかった。
津の国人 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
云いてて紫のリボンは戸口の方へうごいた。ほそい手に円鈕ノッブをぐるりと回すやいなや藤尾の姿は深い背景のうちに隠れた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
とんとんと二段踏むと妹の御太鼓おたいこ奇麗きれいに見える。三段目に水色のリボンが、横に傾いて、ふっくらした片頬かたほが入口の方に向いた。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)