“絹手巾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きぬはんけち50.0%
きぬはんかち25.0%
きぬハンケチ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかりといえども女子に適切なる職業に至りてはその数極めて少なし、やや望みをしょくすべきものは絹手巾きぬはんけち刺繍ししゅうこれなり。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
……いはほそうは一まいづゝ、おごそかなる、神将しんしやうよろひであつた、つゝしんでおもふに、色気いろけある女人によにんにして、わる絹手巾きぬはんかちでもねぢらうものなら、たゞ飜々ほん/\してぶであらう。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
老婦はお宮の絹手巾きぬハンケチで包んだ林檎りんごを包みのまま差し出した。手に取り上げて見るとお宮と一緒にいるようなかおりの高い香水のにおいが立ち迷うている。
うつり香 (新字新仮名) / 近松秋江(著)