“絹拭巾”の読み方と例文
読み方割合
きぬぶきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
朝起きると、お庄は赤いたすきをかけ、節のところの落ち窪むほどに肉づいた白い手を二の腕まで見せて塗り壁を拭いたり、床の間の見事な卓や、袋棚ふくろだな蒔絵まきえ硯箱すずりばこなどに絹拭巾きぬぶきんをかけたりした。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)