トップ
>
襷
ふりがな文庫
“襷”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
たすき
96.8%
だすき
3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たすき
(逆引き)
が、
紅
(
あか
)
い
襷
(
たすき
)
で、色白な娘が運んだ、
煎茶
(
せんちゃ
)
と
煙草盆
(
たばこぼん
)
を袖に控えて、さまで
嗜
(
たしな
)
むともない、その、
伊達
(
だて
)
に持った煙草入を手にした時、——
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
彼は黙って手まねをし、すばやく刀の
下緒
(
さげお
)
を取って
襷
(
たすき
)
をかけ、また鉢巻をした。手まねは、「おまえもこうしろ」という意味である。
艶書
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
襷(たすき)の例文をもっと
(50作品+)
見る
だすき
(逆引き)
赤
前垂
(
まへだれ
)
の赤
襷
(
だすき
)
、それを片はづしに、
貫入
(
くわんにふ
)
の入つたやうな厚化粧、此處を先途と、地獄の三丁目まで屆きさうな嬌聲を發するのです。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ことに「にごり江」のお
力
(
りき
)
、「やみ夜」のお
蘭
(
らん
)
、「
闇桜
(
やみざくら
)
」の千代子、「たま
襷
(
だすき
)
」の糸子、「別れ霜」のお
高
(
たか
)
、「うつせみ」の雪子、「十三夜」のお
関
(
せき
)
樋口一葉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
襷(だすき)の例文をもっと
(9作品)
見る
“襷(たすき)”の解説
たすき(襷、手繦)は、本来は主に和服において、袖や袂が邪魔にならないようにたくし上げるための紐や布地で、通常は肩から脇にかけて通し、斜め十字に交差させて使用するが、輪状にして片方の肩から腰にかけて斜めに垂らして用いる方法もある。また、目印や宣伝などの用途として体にかける紐・布地のことも指す。
(出典:Wikipedia)
襷
漢検1級
部首:⾐
22画
“襷”を含む語句
襷掛
白襷
襷懸
手襷
片襷
赤襷
革襷
玉襷
襷鉢巻
縄襷
襷股立
襷形
長襷
紙縒襷
襷帯締
襷姿
襷十字
袈裟襷
衣襷
半襷
...
“襷”のふりがなが多い著者
山本周五郎
中里介山
樋口一葉
泉鏡花
吉川英治
島崎藤村
伊藤左千夫
徳田秋声
夏目漱石
林不忘