“だすき”の漢字の書き方と例文
語句割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早苗さなえとる頃」で想い出すのは子供の頃に見た郷里の氏神の神田の田植の光景である。このときの晴れの早乙女さおとめには村中の娘達が揃いの紺の着物に赤帯、赤だすきで出る。
五月の唯物観 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ちらと垣根のむこうに動く捕吏とりての白だすきを見つけたので、そのまま、塀からそとの往来に突き出ているけやきの大木に猿のごとくスルスルとよじのぼって下をうかがうと……。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
一、侍は縄しめだすき、足軽は常の縄襷つかまつるべく候事。
厳島合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)