“玉襷”の読み方と例文
読み方割合
たまだすき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
各町から一人ずつ五十人の舁人かきと。白の浜縮緬に大きく源氏車を染め出した揃いの浴衣。玉襷たまだすき白足袋しろたび、向う鉢巻。
本居学と水戸学とはすこぶる不同あれども、尊攘の二字はいずれも同じ。平田はまた本居とも違い癖なる所も多けれども『出定しゅつじょう笑語しょうご』『玉襷たまだすき』等は好書なり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
と、にょっと出た、お源を見ると、取次に出ないも道理、勝手働きの玉襷たまだすき長刀なぎなた小脇に掻込かいこんだりな。高箒たかぼうき手拭てぬぐいかぶせたのを、柄長に構えて、逆上のぼせた顔色がんしょく
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)