“玉菜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たまな43.8%
カプースタ12.5%
キャベツ12.5%
キャベーヂ12.5%
キヤベーヂ12.5%
ぎょくさい6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこでまず、ふんだとか、根だけ食い残したのぼろぎくだとか、玉菜たまなしんだとか、あおいの葉だとかいうものの堆高うずたかく積まれた上に、彼は腰をおろす。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
その日光は窓枠の上に雑然と置かれたシクラメンの葉ばかりの鉢や、酸づけ玉菜カプースタの瓶をも照して居る。
無題(七) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
祖父は、食卓のうへに並べられた豚肉や腸詰や、それから玉菜キャベツと一緒に微塵切りにした玉葱や、その他さまざまの美味うまさうな御馳走を見ると、心ひそかに呟やいた。
だん/\進んで行くと、突當りの木槿垣むくげがきの下に、山のはなれた許りの大滿月位な、シッポリと露を帶びた雪白の玉菜キャベーヂが、六個むつ七個なゝつ並んで居た。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
だん/\進んで行くと、突当りの木槿垣の下に、山の端はなれた許りの大満月位な、シツポリと露を帯びた雪白の玉菜キヤベーヂが、六個むつ七個ななつ並んで居た。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
あんずの罐を開き、とりの毛をむしり、麺麭パン屋へ駈けつけて、鶏の死骸が無事にパン焼竈やきかまどに納ったのを見届けて駈けもどり、玉菜ぎょくさいをゆで、菠薐草ほうれんそうをすりつぶし、馬鈴薯じゃがいもを揚げ、肉にころもをつけ、その合間には