“七個”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななつ71.4%
なゝつ28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
とにわかにひっそりとなり、またもや月光を刎ね飛ばし、木を揺るがせ、木立を揺るがせ、黒々とした人の影が、七個ななつ散るのが見て取れた。
神秘昆虫館 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
だん/\進んで行くと、突当りの木槿垣の下に、山の端はなれた許りの大満月位な、シツポリと露を帯びた雪白の玉菜キヤベーヂが、六個むつ七個ななつ並んで居た。
葬列 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
だん/\進んで行くと、突當りの木槿垣むくげがきの下に、山のはなれた許りの大滿月位な、シッポリと露を帶びた雪白の玉菜キャベーヂが、六個むつ七個なゝつ並んで居た。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
一杯いつぱい日當ひあたりで、いきなりつちうへ白木しらき卓子テエブルを一きやくゑた、そのうへには大土瓶おほどびんが一茶呑茶碗ちやのみぢやわん七個なゝつ八個やつ
三尺角 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)