“七草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななくさ82.4%
なゝくさ17.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七草ななくさも過ぎ、蔵開きの十一日も過ぎてくると、かれらの影もだんだんに薄れて、日あたりの向きによって頭の上からけて来るのもあった。
半七捕物帳:28 雪達磨 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
僕は母の命ずるまま軒端のきば七草ななくさいた岐阜提灯ぎふぢょうちんをかけて、その中に細い蝋燭ろうそくけた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
長吉は風邪かぜをひいた。七草ななくさ過ぎて学校がはじまった処から一日無理をして通学したために、流行のインフルエンザに変って正月一ぱい寝通してしまった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
七草ななくさ牧野まきのが妾宅へやって来ると、おれんは早速彼の妻が、訪ねて来たいきさつを話して聞かせた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「理屈をおっしゃれば、それにちがいありませんが、七草ななくさまでがお祭のお正月で、それから後はただのお正月です」
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
小殿原ことのばら太刀たち佩反はきそらし、七草なゝくささと若菜わかなむとて、讓葉ゆづりはつたるが
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
われもこう、ききょう、かるかや、おみなへし、すゝき、ふぢばかま、はぎのあき七草なゝくさをはじめ、いろ/\のくさ野原一面のはらいちめんいてゐます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
長吉ちやうきち風邪かぜをひいた。七草なゝくさ過ぎて学校がはじまつたところから一日無理をして通学しために、流行のインフルヱンザにかはつて正月一ぱい寝通ねとほしてしまつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)