“ななくさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
七草68.2%
七種27.3%
七日4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長吉は風邪かぜをひいた。七草ななくさ過ぎて学校がはじまった処から一日無理をして通学したために、流行のインフルエンザに変って正月一ぱい寝通してしまった。
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
人によっては『万葉集』にある「朝顔は朝露負ひて咲くといへど、暮陰ゆふかげにこそ咲益さきまさりけり」の歌によって、秋の七種ななくさの歌の朝顔をムクゲだと考えたので
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
「宮本さんがさ。——だから、来年一月の一日ついたちから七日ななくさまでの間、毎朝、五条大橋の上で待っているから、その七日なのかのうちに、一朝ひとあさそこへ来てもらいたいというのさ」
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)