“七種”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ななくさ85.7%
なないろ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古日ふるひを恋ふる歌」(巻五・九〇四)にも、「世の人の貴み願ふ、七種ななくさの宝も我は、なにせむに、我がなかの生れいでたる、白玉の吾が子古日ふるひは」
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
人によっては『万葉集』にある「朝顔は朝露負ひて咲くといへど、暮陰ゆふかげにこそ咲益さきまさりけり」の歌によって、秋の七種ななくさの歌の朝顔をムクゲだと考えたので
植物一日一題 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
呉海呉山の珍味は玉碗銀盤に盛られ、南国の芳醇ほうじゅんは紅酒、青酒、瑪瑙酒めのうしゅなど七つの杯に七種なないろつがれた。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)