“福寿草”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふくじゅそう77.8%
ふくじゆさう11.1%
ふくじゆそう11.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、鎌倉塗りの盆の上には、薬湯やくとうをせんじた薬土瓶くすりどびんと湯呑みが伏せてあって、そばには一鉢の福寿草ふくじゅそう
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
生温かい陽は、平次の髷節まげぶしから肩を流れて、盛りを過ぎた梅と福寿草ふくじゅそうの鉢に淀んでおります。
おじいさんは、みぎたり、ひだりたりしてきますと、つじかどのところで、福寿草ふくじゅそうみちならべてっていました。
(新字新仮名) / 小川未明(著)
林の中の雪の叢消むらぎえの間には福寿草ふくじゅそうの茎が先ず緑をつけた。
カインの末裔 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
父親は今朝猫の額のような畠のかどで、霜解しもどけの土をザクザク踏みながら、白い手を泥だらけにして、しきりに何かしていたが、やがてようやく芽を出し始めた福寿草ふくじゅそうを鉢に植えて床の間に飾った。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
日のあたる窓の障子しやうじ福寿草ふくじゆさう
自選 荷風百句 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
木振賤きぶりいやしからぬ二鉢ふたはちの梅の影を帯びて南縁の障子にのぼり尽せる日脚ひざしは、袋棚ふくろだなに据ゑたる福寿草ふくじゆそうの五六輪咲揃さきそろへるはなびらに輝きつつ
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)