“紅梅”の読み方と例文
読み方割合
こうばい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅梅(こうばい)が美くしかつた。帰りに画室にお寄りしていろいろの画(ゑ)を見せて貰つた。こんな部屋が欲(ほ)しいなどゝ珈琲(こーひ)を飲みながら思つて居た。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
庭には沈丁花(ちんちょうげ)の甘(あま)い香(か)が日も夜も溢(あふ)れる。梅は赤い萼(がく)になって、晩咲(おそざき)紅梅(こうばい)の蕾がふくれた。犬が母子(おやこ)で芝生(しばふ)にトチ狂(くる)う。猫が小犬の様に駈(か)け廻(まわ)る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
紅梅(こうばい)入りの薄葉(うすよう)に美しい手蹟(て)で、忠助にかぎってそんな大それたことをするはずがないと、そのひとつことばかり、くりかえしくりかえし書いてあった。
顎十郎捕物帳:05 ねずみ (新字新仮名) / 久生十蘭(著)