“枝垂桜”の読み方と例文
旧字:枝垂櫻
読み方割合
しだれざくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この神苑の花が洛中(らくちゅう)に於(お)ける最も美しい、最も見事な花であるからで、円山公園の枝垂桜(しだれざくら)が既に年老い、年々に色褪(いろあ)せて行く今日では
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
東妙和尚は、広い庭の真中に植えられた大きな枝垂桜(しだれざくら)の下の日当りのよいところに筵(むしろ)を敷いてその上で、石の地蔵をコツコツと刻(きざ)みはじめる。
オルガンティノは一瞬間、降魔(ごうま)の十字を切ろうとした。実際その瞬間彼の眼には、この夕闇に咲いた枝垂桜(しだれざくら)が、それほど無気味(ぶきみ)に見えたのだった。
神神の微笑 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)