“彼岸桜”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひがんざくら75.0%
ひがん12.5%
ひがんさくら12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
都の杉並木の間には、もう彼岸桜ひがんざくらの白っぽい花の影が、雪みたいに見える。春をらぐ洛内の寺院の鐘は、一日一日、物憂ものうげに曇っていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
今朝はうららかに晴れて、この分なら上野の彼岸桜ひがんも、うっかり咲きそうなという、午頃ひるごろから、急に吹出して、随分風立ったのがいまだにまぬ。午後の四時頃。
妖術 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
されどつぼ彼岸桜ひがんさくら
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)