“八重桜”の読み方と例文
読み方割合
やえざくら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一家の誰の眼も、にこやかに耀かがやき、床の間に投げ入れた、八重桜やえざくらが重たげなつぼみを、静かに解いていた。まことになごやかな春のよいだった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
わたくしの自由になったのは、八重桜やえざくらの散った枝にいつしか青い葉がかすむように伸び始める初夏の季節であった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
多作第一とも称すべき八重桜やえざくら氏は毎季数千句を寄せられ一題の句数大方二十句より四、五十句に及び候。
墨汁一滴 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)