“蚕”の読み方と用例
旧字:
読み方(ふりがな)割合
かいこ71.7%
10.0%
かひこ8.3%
さん3.3%
かうこ1.7%
(その他)5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“蚕”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.6%
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行0.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
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羊の御厄介になったり、かいこの御世話になったり、綿畠の御情おなさけさえ受けるに至っては贅沢ぜいたくは無能の結果だと断言しても好いくらいだ。
〔出典〕吾輩は猫である(新字新仮名)/夏目漱石(著)
「惜しむらく、君は、英敏な資質をもちながら、良き主にめぐり会わなかったのだ。うじの中にいては、かいこまゆを作れず糸も吐けまい」
〔出典〕三国志:04 草莽の巻(新字新仮名)/吉川英治(著)
垂乳根たらちねはは繭隠まよごもりこもれるいもむよしもがも 〔巻十一・二四九五〕 柿本人麿歌集
〔出典〕万葉秀歌(新字新仮名)/斎藤茂吉(著)
実際、湯治とか保養とかいう人たちは別問題として、上州のここらは今が一年じゅうで最も忙がしい養蚕ようさん季節で、なるべく湿れた桑の葉をおさまに食わせたくないと念じている。
〔出典〕綺堂むかし語り(新字新仮名)/岡本綺堂(著)
あるひは時に断ゆれども、又ぎ、又続ぎて、彼等の物語はかひこの糸を吐きてまざらんやうに、限も知らず長くわたりぬ。
〔出典〕金色夜叉(新字旧仮名)/尾崎紅葉(著)
京都は三ぽう山に囲まれてゐるので、夏になると雷が多い。空がごろごろ鳴り出すと、京都の女はチヨコレエトを食べさして、かひこのやうにぶるぶるつと身体からだふるはせる。
〔出典〕茶話:02 大正五(一九一六)年(新字旧仮名)/薄田泣菫(著)
その部屋は、十四郎夫婦の居間のある棟とは別になっているが、一方の端が、共通したさん室になって繋がっているために、外見は一つのもののように見えた。
〔出典〕白蟻(新字新仮名)/小栗虫太郎(著)
「よい家相でございますな。――四面高くして中央平坦へいたん、ここに家宅を構えるものは、富貴延命六ちくさん、加増されて名誉の達人起こり、君には忠、親には孝、他に類少なき上相となす――家相にピッタリとはまっております。どこの農家でございましょうやら?」
〔出典〕娘煙術師(新字新仮名)/国枝史郎(著)
奈良の御館でも、かうこは飼って居た。
〔出典〕死者の書(新字新仮名)/折口信夫(著)
この御館みたちでも、かふこは飼つて居た。現に刀自たちは、夏は殊にせはしく、不譏嫌ふきげんになつて居ることが多い。
〔出典〕死者の書:――初稿版――(新字旧仮名)/折口信夫(著)
農家。絵本。秋ト兵隊。秋ノカイコ。火事。ケムリ。オ寺。
〔出典〕ア、秋(新字新仮名)/太宰治(著)
奈良の御館ミタチでも、カフコは飼つて居た。
〔出典〕死者の書(新字旧仮名)/折口信夫(著)